御世話になっている人へ 夏の挨拶 お中元

6月に入りました、30度近い日が続いています。来週以降梅雨入りするとの話ですが現在の天気を見ているとなんだか信じられません。

今週水曜日から、本格的にお中元商戦がスタートします。皆さま、お中元毎年送られていますか?

そもそもお中元がどのような意味があるのか、今日はそれを書いていきたいと思います。

中国の道教の暦法では、三元の一つを「中元」といい、他に1月15日の「上元」、10月15日「下元」があり、道教と仏教の共通の祭日となってからは「三元節」と呼ばれています。仏教が日本に伝わる頃、7月15日の中元の盂蘭盆会(うらぼんえ)がお盆の行事となり、その際に子供から親に魚なども贈るようになりました。しかし、この頃までの贈答は家族間に限られていたそうです。※盂蘭盆会とは7月15日を中心とした4日間の仏行事の事です。

お中元が現在の様に仕事関係など、お世話になった人に贈られるようになったのは明治30年代から。売り上げの落ちる夏の時期に大売出しを行ってからお中元の贈答習慣が毎年夏に定着したと言われています。「日本人のしきたりより」

7月上旬に合わせて送る方が最もおおく、7月下旬はお礼のお返しを送る方が多いです。カタログも出ていますが頑張った自分へのご褒美として選ばれるかたも増えてきています。色々な形があってよいと思いますが、根底のお世話になった人への挨拶をするこの慣習はとても日本人らしく素晴らしいと感じています。ずっと続いていくと良いですし、親から子供へ教えていかなければいけませんね。

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