刻んでいる奈良漬について①

酒井甚四郎の回でもご紹介した通り、弊社の商品には「最初から刻んでいる奈良漬」の種類が6種類

あります。それぞれ味が異なり、奈良漬と言わないと分からない味のモノもあって少し苦手な方には

この違う味を勧めて食べて頂くようにしています。奈良漬屋の中でも奈良漬をベースとして

色々な味のものがあるのは珍しいと思います。今日は、その中から定番の「きざみ奈良漬」をご紹介。

4代目考案、1961年の南浦和駅開業の際に新商品として発売しました。

商品となっている奈良漬の酒粕を落とし、職人が一枚一枚包丁を使い切っています。この切る作業を機械化しない事はこだわりです。切り終えた後は、きざみ奈良漬専用の酒粕をブレンドします。この配合は、発売当時より変わっておらず、伝統の配合になっています。その為、美味しい酒粕も奈良漬と一緒に食べて頂きたいのです。決して洗ってはいけません。少量で刻んでいる為、独り住まいのお客様からも「ちょうどよい量だ」と好評です。

年間でそれこそたくさんの数が出荷されます。その為、手が腱鞘炎に成程に切り刻んでいます。

「美味しくなれ」という気持ちを込めて。こんな裏話を知って頂きながら食して頂ければ幸いです。

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