全国の漬物ご紹介⑤

本日は、秋田県の漬物についてです。

「茸しょうゆ炊き」(安藤醸造)

秋田らしい、かまくらの中で遊ぶ子供達の絵を描いた包装紙。3年ものの麹味噌に漬けこんだ茄子・大根・長老喜(チョロギ)・人参・しその実・胡瓜・なたまめ等、それぞれが味噌んお味をしみこませながら持ち味を失わない飽きのこない味になっています。

深雪に埋もる秋田の冬に欠く事のできなかった保存食の知恵の香り。店によっては、きたうら漬・こもの漬とか名前がつけられています。色々な野菜・根菜を漬けこむことから七色漬とも言われています。

「いぶりがっこ」

全国でたくあんは売られていますが、秋田のいぶり沢庵は沢庵中の珍味といえるのではないでしょうか?現在はテレビなどで放送されて本当に有名になりました。

晩秋から初冬に漬けこむ大根干しの期に、急な冷え込みにあうと大根は凍ってしまって漬物にはできなくなってしまいます。その凍害を防ぐ手段として秋田では独特の大根干しの方法として、室内での燻製方法を行う。

今までの農家は土間続きに大きな囲炉裏が一日中火を絶やさず、その囲炉裏の上の吹貫の高い梁から縄で編んで大根をつるし、炉から立ち上がる熱気で干しあげて沢庵漬けにしていました。

今は、クリームチーズと食べると絶品ですし、細かく刻んで丼ものにするのもよいですよね。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

酒井甚四郎商店公式サイトはこちら

ウェブサイト