本日は、宮城県の漬物ご紹介です。
「仙台長なす漬」「仙台っ子」(岡田食品)
寛政時代の仙台名物番付に「茄子は小泉」とあるという。広瀬川の流域の土でないと、このすんなり美しい姿の細茄子は育たない。他国の土ではいくら苦労しても実のらないそうです。独眼竜正宗公の気骨を受け継いでいるとかいないとか。
濃紫の細長い茄子を丸ごとプツンとかみ切って味わうと、ふるさとの味を知らぬ人まで実家帰りした気持ちになる。そんな優しいお味です。岡田食品さんが、辛子漬・味噌漬・浅漬けの長茄子も用意しています。長茄子を輪切りにしておろし生姜をまぶして醤油をかけて食べるとご飯が止まりません。
長茄子と同様の漬け方と思われる胡瓜の味付けは「仙台っ子」と名付けられている。薄きりにして長茄子漬と混ぜてたべても美味しいです。
「仙台3年味噌」(佐々重)
伊達政宗が仙台藩主として青葉城を築き、城中に大規模な「御塩噌蔵」と称するみそ工場を設けた。1601年以来仙台味噌は粒よりの大豆・米で醸造されてきた。この味をそのままに伝えているのが仙台の3年味噌です。可愛いこけし文様で飾られた仙台味噌の空き缶が、台所の一隅にいつまでも御塩噌の余香を放ちます。
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