酒粕について

奈良漬といったら酒粕がとても重要です。

奈良漬けは酒粕に漬けて塩分を出し、酒粕のうまみを与えていく漬物です。

ご贈答用等で箱物や樽物の奈良漬を送る場合、酒粕で野菜を覆って皆さまの所へ送らさせて頂いてます。

この奈良漬に入っている酒粕の認知度が非常に低いです。よくお客様から「なんですか?」と聞かれます。

甘酒を飲まれる方はたくさんいらっしゃると思います。甘酒は白い固い酒粕を溶きながら味をつけて飲みます。

あの白い固い酒粕は、お酒を作る工程で絞って出てきた酒粕になります。(通称:板粕)

奈良漬用の酒粕は茶色をしてる事が多いです。それは、甘酒用で使う板粕をさらに時間をかけて発酵させ

あの色迄待って使うからです。(その際、職人は酒粕を踏み空気を追い出す)

その為通称:踏込み粕を呼ばれます。この踏込み粕を奈良漬に使います。

酒粕は本当に栄養価が高く、健康に良い品物です。

奈良漬も酒粕の旨みで本当においしい奈良漬になります。ぜひ、奈良漬の酒粕も残さず使って頂きたいです。

それは次回以降のブログでご紹介します。

 

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